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GUILTY GEAR X 概要 GGXでの追加・変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 移植 GUILTY GEAR X(DC版) 概要(DC) 変更点・評価点(DC) 賛否両論点(DC) 問題点(DC) 総評(DC) GUILTY GEAR X PLUS 概要(PLUS) 変更点・評価点(PLUS) 問題点(PLUS) 総評(PLUS) その他の移植作品 その後の展開 GUILTY GEAR X 【ぎるてぃぎあ ぜくす】 ジャンル 対戦格闘アクション 対応機種 アーケード(NAOMI) 販売元 サミー 開発元 アークシステムワークスピックパック・エアリアル 稼働開始日 2000年 プレイ人数 1~2人 判定 良作 GUILTY GEARシリーズ 概要 アークシステムワークスの格闘ゲーム『GUILTY GEAR』の続編。ただし、ストーリー的には正式な続編ではなく、外伝として位置付けられている。 格ゲー人気の低下が決定的になってきた中、ゲーム業界ではさして名を知られていなかったサミーが突如として発表した超新星。ゲーマーを唸らせる魅力的な要素がこれでもかというほどに詰め込まれた革新作であった。 GGXでの追加・変更点 ゲームシステム テンションゲージ 前作のカオスゲージは「テンションゲージ」と呼ばれる物に変わり、「攻めの行動を取るほどに上昇効率がアップする」特性が加えられた。 攻め続けていれば相手に向かって移動しているだけでも貯まっていくが、逆に逃げ続けているとどんどん貯まりにくくなるばかりか、「ネガティブペナルティ」という強烈なペナルティ(*1)が課せられてしまう。待ちなどのチキン対策としてはかなり画期的だったといえるシステムである。 防御力の細分化 前作では防御力が最も低いキャラはクリフで、ポチョムキンがやや打たれ強く、ラスボスのジャスティスが最も防御力が高いといった調整になっていたが、それ以外のキャラの防御力はおおむね似たようなものだった。本作ではキャラごとに防御力が大きく違い、さらに、「根性値」と呼ばれる「体力が減ると防御力に補正がかかる」システムが導入された。 その結果、前作では防御力が平均レベルだったチップは、なんと 全キャラ中ワースト1位の防御力 となり、ゲームそのものが高火力化した事と相まって、 1コンボで4割はザラ、相手キャラやガードレベルによっては下手をすると1コンボで即死クラスのダメージをもらう キャラとして定着した。 敗北時のセリフの「師匠ー!」から、チップが勢い良く死ぬ事を 「シショる」 と揶揄するのが定着したのは本作からである。 なお次回作で防御力の低さはさらに悪化した模様。 ガードレベル 連続技補正と待ち対策を兼ねたシステム。攻撃をガードすると体力ゲージの下にある「ガードレベルゲージ」が増加し、溜まった量に応じて技のダメージ上昇および連続技におけるダメージ減少補正が緩和される。さらに、基準値を大きく上回るとゲージが点滅し始め、その状態で攻撃を食らうと強制的にカウンターヒットとなる。 『ガードそのものは問題なく行い続けられるが、長続きするほど崩された時に大ダメージを受ける』という方向性は、当時流行していた「ガードクラッシュ」とは別のアプローチで待ち行為にリスクを負わせる画期的なシステムだった。 ロマンキャンセル テンションゲージを50%消費し、通常・必殺技問わず攻撃動作を強制中断してしまう大胆不敵な新アクション。本作の、ひいては後のアーク格ゲーの代名詞とも言えるシステムであり、隙の多い技のフォロー、腕前次第では連続技のさらなる発展を見込めるため、応用の幅は極めて広い。 ちなみにこの名称は「なんとなくのノリ」で決められたらしいが、そのネーミングセンスは見事。 一撃必殺技の仕様変更 さすがに初代のシステムでは理不尽だと思われたのか、一撃必殺技の仕様は大幅に変更されてとても扱いづらくなった。 まず攻撃ボタン全押しで「一撃必殺技準備状態」になり、そこからコマンドを入れると発動する。ただし、1ラウンド中1回しか出せない上決めても1本取るのみ&外すとそのラウンドが終わるまでテンションゲージが消失する、と厳しい制約がある。技性能も総じて当てづらく・見切られやすく設定されており、しかも準備状態への移行モーションはよく目立つうえにやたらと長く、事実上の死に技となってしまった。 この仕様は後発の『XX』でも全バージョンを通して続くことになる。『Xrd』では「セットラウンドのトドメ限定だが、一応実戦でも使える」程度の仕様にはなっている。 新キャラクター キャラクターデザインは引き続き石渡氏が担当。前作のキャラも多数登場するが、キャラ性能やデザインが大幅に変わっている者も多い。 Dr.ボルドヘッド、クリフ、ジャスティスは登場しない。ただし、Dr.ボルドヘッドは似たキャラが登場しており、クリフとジャスティスは家庭用では使用可能なバージョンも存在する。なお後者二人は前作で死亡した設定になっており、アーケードのシリーズには基本的には登場しない。 + ゼクスにて追加されたキャラクター一覧 ファウスト 頭に紙袋を被った医者。設定や立ちグラフィックが前作のDr.ボルドヘッドを連想させるが…?(*2) 何を投げるかわからない飛び道具と、リーチの長い通常技が特徴。見た目に反して案外使いやすく、初心者にも比較的オススメできるキャラでもある。 ドリフっぽい技やギャグ成分が多くいい意味で「狂っている」キャラだが、バックストーリーや勝利台詞はかなり大真面目。また、「医者」という設定もあってか、ドラマCDや小説などで重要な脇役として登場することが多い。 その極端な長身ゆえに食らい判定がかなり特殊で、さまざまなキャラに対ファウスト限定コンボが存在する。 ジョニー 空賊「ジェリーフィッシュ快賊団」のリーダー。日本刀による居合抜きを用いて戦う。 前作のメイのストーリー中に登場していたが、デザインを変えた上で使用キャラに抜擢。 動きは遅めで、ダッシュがステップタイプのため瞬発力も低いが、刀を使った技は出が早くリーチに優れているため強い。 しかしそれ以上に強烈なのが起き攻めである。詳しくは後述。 御津 闇慈(みと あんじ) 日本壊滅の真相を追うジャパニーズ。舞うように戦う独特の戦闘スタイルを持つ。 飛び道具と下段技を重ねることで、中下段同時攻撃(=実質上のガード不能連携)を行えるキャラ。 一部の技には「ガードポイント」が存在しており、相手の技を受け流しつつ反撃することが可能。 暑苦しい熱血漢という性格からか、ゲーム中では根性値が最高値に設定されている。ただし素の防御力は平均レベル。 上半身が裸なのでファンからの愛称はそのまんま「半裸」。「当たると痛いから本気で避けられる」とは本人の勝利台詞によるが、ガードポイントで敵の攻撃に耐えている様となんだか矛盾している気がしなくもない。 蔵土縁 紗夢(くらどべり じゃむ) 拳法家にして料理の達人。自分の店を構えるため賞金を狙う。語尾に「アル」をつける、コテコテの似非中国人喋りが特徴。 徒手空拳で戦う格闘家ゆえ、技のリーチは短いがラッシュ力が強く、また、ブロッキングの様に相手の技を受け流すこともできるため接近戦が強い。 「朝凪の呼吸」を行うことで、一部の必殺技を強化することが可能。強化された必殺技を絡めた連携、連続技は強力。 ゲーム中の彼女の行動にはほぼ必ずパンチラが仕込まれている。気になる人はトレーニングモードでじっくりと確認してみよう。 ヴェノム アサシン組織の幹部。銀髪黒肌で穏やかな美形キャラだが、外見が色々と奇抜。 ザトー=ONEに"盲目的な忠誠"を誓っている。本人にその気はないかもしれないが言動が"それ"っぽいため(*3)「フォモ」などと呼ばれる事も…。 ビリヤードをモチーフとした技を持つ。特に「ボール生成」を絡めたトリッキーかつ変幻自在の連携が持ち味。しかし火力が低く切り返し技に乏しいため常に自分のペースを握り続ける必要がある。 ディズィー 生体兵器「GEAR」と人間のハーフ。ストーリーにおける最重要人物で、本作のラスボスでもある。 豊富な飛び道具と高い空中移動能力を駆使して戦うキャラ。しかし喰らい判定が大きい・防御力が低い・気絶しやすいと非常に打たれ弱く、一端攻められると脆い。技の性能にも一癖あるものが多い。 彼女のみ一撃必殺技を持っていないが、代わりにテンションゲージを100%全て消費する強力な覚醒必殺技「ガンマレイ」を持っている。 ラスボスであるのに儚げで、清楚でしとやかな雰囲気を持つ美少女だが、いざ戦闘になるとそれとは裏腹に過激なファッションになる。そのギャップに魅了された熱烈なファンが多くつき、キャラ人気が非常に高いことでも知られる。 『X PLUS』のストーリーモードでは、続編への伏線がちりばめられている。それが続編の発売時にちょっとした騒動になったことも。 評価点 爽快感あふれるゲームシステム システムは概ね『ストリートファイターII』からの流れを継承しており、前作は「自由度の高いゲームシステム」が売りであった。本作でもそれらは全て継承され、変わっていない。 二段ジャンプや空中ダッシュ、チェーンコンボ、ダストアタック、通常技のジャンプキャンセル、といった動作は、前作同様ほぼ全キャラに搭載されている。適当に操作しているだけでも非常にスピーディで派手な動きができる。連続技の要になるキャンセル行動も必殺技キャンセル・ジャンプキャンセル・ロマンキャンセルと多岐に渡る。 攻め攻めのゲームバランスだが、それに劣らず防御システムも底上げされた。 防御手段は「フォルトレスディフェンス(テンションゲージを消費して行う強化版ガード)」「直前ガード(硬直を微妙に減ららし、さらにテンションゲージ上昇率も上げる)」「デッドアングルアタック(地上ガードの硬直中にのみ出せる切り返し専用技)」と豊富で、空中コンボも繋ぎが甘い場合は受け身を取って脱出できる。 地味な点ではあるが、先行入力が利きやすくなっていたりするなど細かい仕様が随所に存在する。これらの仕様を逆手に取って様々なテクニックが開発されていった。 ゲームスピードが早い一方、ヒットストップや必殺技コマンドの受付は長め。このためヒット確認によるコンボ、つまり「通常技が当たったのを見てからガトリングコンビネーションに繋ぎ、〆に必殺技を出す」という基本的なコンボは比較的容易である。 美麗なグラフィック 使用基板がNAOMIとなり、グラフィックは大幅にパワーアップ。前作と比べればその差は一目瞭然である。 ハイレゾで描きこまれたキャラクターはダイナミックかつ表情豊かに動き、エフェクトも派手。「格ゲーは苦手だけど、キャラは好き」という人達からの注目も大いに集めた。 曲がりなりにも2Dのドット絵ではあるのだが、本作でのキャラアニメーションの作成手法はアニメのようなセル画である。石渡氏が技の絵コンテを描き、それをアニメーション製作会社が動画として描き起こし、それをさらにゲームのドット絵へと落とし込んだ…と言う流れ。 グラフィックのパワーアップのおかげで、必殺技も派手。テンションゲージを消費する「覚醒必殺技」はもっと派手。 BGM 前作同様、石渡氏作曲のエレキギター全開のHR/HMが主体のBGM。 前作でも人気であった「Holy Orders」「Suck a Sage」「Writhe in Pain」「Momentary Life」等の名曲はアレンジされて本作でも使われている他、多数の新曲も収録。BGMの評価は高い。 中でも、ザトーvsミリア戦のBGM「Still in the Dark」は特に高評価の曲として有名。石渡氏もお気に入りの一曲である。 賛否両論点 AC版は音源がNAOMI基板の内蔵音源であったため、ギター音がかなり貧弱に感じられる。 ただし、「これはこれでアリ」という声もある。というのも家庭用機への移植版では音源が強化されているのだが、その際にメロディーラインに若干のアレンジが加わっているため。 問題点 ゲームバランス 調整がまだ練りこまれておらず、様々なテクニックの開発の末に本作は「ひどいハメゲー」として知れ渡っている。 本作では起き攻めが以降の作品よりも非常に強烈である。移動起き上がりが無いうえに中段技も発生が速いので見切るのが困難、さらに一部のキャラはガード不能連携まで行えてしまう。ゆえに起き攻めと起き攻め対策を覚えることが対人戦の基本となる。というか覚えないと一方的にハメ殺されてお話にならない。 ダイヤグラム上位のキャラであるミリアとジョニーの性能が明らかにおかしい。両者に共通しているのは「起き攻めが極悪」である点。 ミリアは設置系必殺技「HS版タンデムトップ」を重ねてからのガード崩しが強力無比。中段、下段、投げ(さらに裏回りも加わる)、どれを取っても出が速くて見切りづらく、どの技を始動技にしてもダメージと気絶値を稼ぎつつ相手をダウンさせる連続技に移行できる。そして再びHS版タンデムトップを重ね、死ぬまで逃がしてくれない。 しかも彼女はデッドアングルアタックを始動技としたコンボが存在するため、仮にこちらに攻めのターンが回ってきたとしても、テンションゲージがあれば極めてローリスクで切り返し、ターンを取り返せるという理不尽ぶり。 各種通常技もいちいち嘘のように判定が強く、牽制を振り回して何か当たればそのままコンボに移行、ガードされてもそのまま固めに移行、と差し合いに関しても異常な強さを誇っていた。ただし防御力が非常に低いため、ワンチャンスで高威力の連続技を決めればまだ勝利の目はある。 ジョニーには「霧ハメ」というセットプレイが存在し、一旦霧ハメに移行されると、起き上がりにガード不能かつダウン回避不能の必殺技を死ぬまで重ねられ続けることになる。連携の隙を縫って脱出することは一応可能だが、熟練のジョニー使いから逃げることは「ほぼ無理」と言えるくらい非常に困難。しかも霧ハメに持ち込める状況が非常に多く、仕組みさえ知ってしまえばものの5分も練習すれば安定するくらい難易度が低い。 ジョニーはミリアと違い、防御力も平均より上のため中々削りきれない。(*4)勝つためには何度もチャンスを掴んで起き攻めに読み勝つ必要がある。 それ以下のキャラも「ドラゴンインストールがかけ直し可能で、ゲージさえ回収すれば永続できるソル」「エディゲージの回復具合が後作と比べて異常に早いザトー」「完走は非常に難しいが、永久コンボを所持する紗夢」「小技から1コンボで気絶させるディズィー」と上位~中堅キャラはどこかおかしい性能を持っている。 また本作は非常に気絶しやすくガードレベルの降下も緩やか。一部の下位キャラクターまでもワンチャンスから気絶させてそのままラウンドを取れたりと非常に高火力なゲームになっている。 これらのゲームバランスの特徴は緩和されつつも後のシリーズにも残されている。事故ゲーなどと呼ばれた『アクセントコア』も本作を意識して調整した結果だという。 さらに、「単独で出した技の出かかりをフォルトレスディフェンスでキャンセルできる(FDC)」という仕様が発見され、ここから「足払いフォルトレスディフェンスキャンセル」→「フォルトレスディフェンスキャンセルダッシュ(FCD)」と呼ばれるテクニックが誕生。ゲームバランスは世紀末に足を半ば突っ込んだ状態となった。 「足払いフォルトレスディフェンスキャンセル」とは、ガトリングコンビネーション(チェーンコンボ)の最後を足払いで締め、さらにその足払いの出かかりをフォルトレスディフェンスでキャンセルすることで、疑似的なロマンキャンセルが可能となるテクニック。「足払いに繋げられる技限定」という条件こそあるものの、テンションゲージの消費量が極小であるため連続で行える。 通常、ガトリングコンビネーションを経由して繰り出した通常技は、出かかりをフォルトレスディフェンスでキャンセルする事はできないようになっている。しかし、足払いのみこの制限をつけ忘れてしまっており、後に開発スタッフがこのテクニックを聞いた際には「血の気が引いた」と返答したことからも、完全に想定外であったようだ。 FCDは足払いフォルトレスディフェンスキャンセルに前ダッシュの入力を複合させることで、通常技ロマンキャンセル前ダッシュの様な動きが可能となるテクニック。入力難易度が非常に高く安定させるには相当な修練を必要とするが、FCDを駆使することで超強力な固め連携、超威力の連続技&確定気絶、見えない崩し連携などが可能となるため、中級者以上の対戦では必須となる。 このテクニックの発見はダイヤグラムにも大きく影響を与えた。全キャラのコンボ火力が軒並み上昇し、もともと強かった上位陣(特にミリア・紗夢・ディズィー)はさらに評価を伸ばした。ジョニーは恩恵があまり無かったが、霧ハメが強かったため問題なし。闇慈やチップは下位キャラだったが評価を伸ばすことに成功。逆にこのテクニックを利用してもあまり恩恵を受けられないキャラはますます悲惨な事に…。 バグ・不具合 数こそ少なかったがゲームバランスに影響を与えるバグ・不具合もあった。 「ミリアのジャンプHSの攻撃判定が縦方向に無限に伸びてしまう(しかも、一度発生してしまうと再起動しない限り永続)」「カイがファウストに通常投げを行うと、演出の隙間に投げやダストアタックで割り込まれて反撃が確定してしまう」などが有名。 また、一部のステージの背景オブジェクト(和風キャラ共有ステージの狛犬が有名)がプレイヤーキャラよりも前に表示される仕様であったため、起き攻めの際に背景オブジェクトにキャラが隠れて回避がますます困難になるといった問題もあった。次回作以降では背景が別のものになったり、半透明になるなどするようになったため、この問題は解消されている。 これらの理由から、本作は完全に「初心者お断り」のゲームとなっている。 操作性は良好で必殺技コマンドも出しやすく、CPU戦の難易度も低いというところまでは初心者向けなのだが、問題は対人戦。覚えるべき知識やセオリーが多く、FCDを筆頭とした高難度の操作テクニックを要求される技が多数存在するため、ハードルは非常に高い。 ゲーセンの運営上(特に資金、設置スペースに関する問題)練習台を用意するのが難しいこともあり、初心者は家庭用発売までは練習がなかなかできない環境であった。 その他 キャラによっては一部技のモーションがどこか変、カッコ悪いという声が挙がっている(カイの立ちHSなど)。 約半数のキャラのダストアタックが、なぜその技動作で相手が斜め上に吹っ飛んでいくのかと言いたくなるものとなっている(特にソル)。 ただ、前述のようにグラフィック自体はたいへん綺麗であり、演出面で多少おかしな部分よりも対戦バランスのほうが重要であったため、あまり問題点としては認識されていない。また、この辺りは開発陣も自覚があったのか、新作に移行するにつれ新たに追加・変更されたモーションは評価が良くなっている。中にはポチョムキン等のように、キャラ付けとしてあえて大きく変更・刷新されないキャラもいるが。 総評 人気が下火となった格闘ゲーム界にいきなり現れた綺羅星といえる存在であり、同時にアークシステムワークスを有名ゲームメーカーとして認知させ、さらに会社の方向性までをも決定づけてしまった作品。 前作という下地があったとはいえ、そこからの進化はまさに「昇華」としか言いようがない程に見違えており、しかもアーケード参入1作目にしていきなりこの完成度の高さであった。 過去の格闘ゲームの総決算+αとも言えるような詰め込まれたシステムと、それに支えられた動きの自由度とスピード感が売りの対戦ツールであり、このゲームの持つ魅力に取りつかれたプレイヤーは、多少のゲームバランスの悪さを気にせずやりこみ続けた。 また、美麗なグラフィックと個性豊かなキャラクター、ロック調のイカしたBGMなども大好評で、多数の新規ファンの獲得に成功。 それまで格闘ゲーム界隈の中心にいたカプコンが新規の格闘ゲームの製作に消極的になり始め、SNKに至っては会社継続のピンチに追い込まれていた中、格闘ゲーム界隈、ひいてはアーケード業界に新たな活気を呼び込むことにも成功したのである。 移植 DC/Win版とPS2版、そしてなんとGBA版が発売された。 GUILTY GEAR X(DC版) 【ぎるてぃぎあ ぜくす】 ジャンル 対戦格闘アクション 対応機種 ドリームキャスト 販売元 サミー 開発元 アークシステムワークス 発売日 2000年12月14日 プレイ人数 1~2人 判定 良作 概要(DC) 上記ソフトの初の家庭用移植版。 変更点・評価点(DC) AC版のほぼ完全移植 若干の不具合こそあるものの、家庭用移植として問題のないレベルの移植になっている。 GGモードの搭載 前作寄りにバランスを変更したモードが搭載された。 サバイバルモードの追加 体力がゼロになるまでにどれだけ多くの相手を倒せるか競うモード。時々「体が金色に光り、性能が異常に強化されている」敵が乱入することも。 音源の強化 特にギターの音色は強化されており、BGMの質を高めている。 AC版とは若干メロディラインが変更されている曲もある。AC版の曲は残念ながら収録されていない。 賛否両論点(DC) GGモード中のカイ 後のロボカイとなるキャラだが、本作の時点では一切の説明がなく、単に「挙動がおかしいカイ」でしかなかった。そのため「アレは何なのか」という憶測が飛び交いまくった。 問題点(DC) 致命的なものではないが若干の不具合も起きている。 CPUへダウン追い打ちを当てても、受け身を取れるタイミングであるにもかかわらず受け身を取らない。 ガードレベルゲージのオーバーフローバグがAC版から引き続き残っている。 総評(DC) アーケード格闘ゲームの家庭用移植として無難な出来。 一部気になる点も存在するが、AC版のフィーリングをほぼそのまま家庭用機で体験できる、という点で非常に評価は高かった。 GUILTY GEAR X PLUS 【ぎるてぃぎあ ぜくす ぷらす】 ジャンル 対戦格闘アクション 対応機種 プレイステーション2 販売元 サミー 開発元 アークシステムワークスポジトロン 発売日 2001年11月29日 プレイ人数 1~2人 判定 良作 概要(PLUS) DC版から1年遅れてのソニーハードへの移植。 後発である代わりに、追加要素がいくつか加わっている。もちろんAC版・DC版の長所・特徴はそのまま。 変更点・評価点(PLUS) ストーリーモードの追加 倒し方などでストーリーが分岐。格闘ゲームとしてはかなり多めのシナリオが搭載されており、1人プレイでも十分楽しめる量のシナリオとなっている。 ここでGGモードのカイがロボカイであると判明した。 AC/DC版での不具合の修正。 AC版では登場しなかったクリフとジャスティスの復活。グラフィックもハイレゾで書き直されている。 GGモードにも調整・追加が行われた。 GGモード適用なしでGGモード性能のキャラが使用可能になった。 従来のGGモード性能をさらに改変した「EXキャラ」が初めて搭載された。当時はGGキャラの改変版ということで「GG+キャラ」と呼ばれていた。 WSC版「GUILTY GEAR PETIT2」でパスワードを入手すると、一部の要素の先行開放が出来る他、ギャラリーモードのラスト8問が開放可能。問題なのは後者で、プチ2以外の解放方法が無かった。運営側も所謂エゴサーチ的な事を行っていたようで、パスを乗せたサイトに「アークから削除要請のメールが来た」というレベル。現在は検索すれば普通に見つかるものの、当時はその一瞬のタイミングを逃した人は、実機を買うまで延々とプレイ不能だった。 問題点(PLUS) せっかく復活参戦した2キャラの残念な点 ハイレゾで描き直されたとはいえ、各種モーションは初代「ギルティギア」の使いまわしで構成されている。例えばジャスティスは挑発モーションと、新技の「技名なし」(*5)の動きが全く同じものになっている。 EXキャラには未対応。『XX』においても最後までEXキャラが追加されることは無かった。 クリフのCVは初代「ギルティギア」の使いまわしなので、同じ台詞が色々な箇所に使用されている。また、ジャスティスにはキャラクターボイスが一切無い。初代では森藤卓弥氏(現:射尾卓弥氏)が演じていたのだが(*6)。 メディアがCD-ROMなのでロードがやや長い。 総評(PLUS) 遅れて発売されただけあり、相応に追加要素も多くなった家庭用移植版。 キャラ人気の高い作品でもあるだけに、分岐ありのストーリーモードの追加は結構な好評となった。 その他の移植作品 2002年1月、まさかのGBA移植版『GUILTY GEAR X ADVANCE EDITION』が発売。GBAオリジナル技の導入やタッグマッチ・3on3が可能な一方、グラフィックは(当然と言えば当然だが)初代並み、激しいダメージ補正、ネガティブペナルティやガードゲージが存在しない…などの劣化が見られ、色々な意味で「無茶しやがって…」という出来の移植になっている。 一方で、本作のEXキャラにはいろいろとぶっ飛んでいる必殺技が多々存在する。投げた後に相手に炎のエフェクトが付与され、数秒後に爆発する、ソルの「全力でぶっきらぼうに投げる」。発動すると、ヴェノムの背後からヴェノムの形をしたロケットが複数飛んでくる「ヴェノムロケット13号」。極めつけは、闇慈が絶扇を用いて、ザトーの「飛行」のように空を飛ぶ技(技名は不明)まであるなど、遊び心に富んだ要素はユーザーの心を掴んでいた。 その後の展開 本作は全国で人気が爆発し、サミー主導の全国大会が実施されるまでに至った。 その後もアーケードで長く遊ばれ続けていたが、より進化した続編の登場が待望されていたことは言うまでもない。 そして後に発売された『GUILTY GEAR XX』は、その前評判に見事に応えた良作であった。
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ネタバレ考察/ストーリー/1話アバンタイトル ネタバレ考察/ストーリー/10話での世界 ネタバレ考察/ストーリー/ワルプルギスの夜 ネタバレ考察/ストーリー/ストーリーの外部 ネタバレ考察/ストーリー/作中のタイムテーブル
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 GUILTY GEAR 【ぎるてぃぎあ】 ジャンル 対戦格闘アクション 通常版 復刻版 対応機種 プレイステーション 発売・開発元 アークシステムワークス 発売日 1998年5月14日 定価 6,090円(税込) プレイ人数 1~2人 レーティング CERO B(12才以上対象)※ゲームアーカイブス版より付加 廉価版 復刻版 1999年9月22日/2,940円(税込) 配信 ゲームアーカイブス(復刻版)2007年5月31日/600円(税込) 判定 なし GUILTY GEARシリーズリンク 概要 特徴・評価点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 当時は中小メーカーもいいところであったアークシステムワークスが製作した、オリジナルの対戦格闘ゲーム。 石渡太輔氏の出世作でもあり、彼はキャラクターデザイン&世界観設定・BGM・主人公の声を全て担当するという八面六臂の大活躍を見せた。 後に『ギルティギア』はシリーズ化されるが、その第一作目が本作である。 特徴・評価点 爽快感を重視したゲームシステム 二段ジャンプや空中ダッシュ、チェーンコンボ、通常技ジャンプキャンセル、といった動作はほぼ全キャラに搭載されており、適当に操作しているだけでも非常にスピーディで派手な動きができる。初代の時点でシリーズの特徴である「自由度の高いゲームシステム」は確立されていた。 ダストアタック(浮かせ技)、フォルトレスディフェンス(強化版ガード)、デッドアングルアタック(ガードキャンセル必殺技)などのシステムも、内容は若干異なるが名前は本作が初出。 いわゆる意味の無いアピールが挑発・敬意と二種類ある(それぞれ専用のボタンが割り振られている)のも本作から。 全ての通常技がジャンプキャンセルに対応していたり、空中ダッシュの高度制限が無いといった、バランス重視の格闘ゲームでは考えられない思い切った仕様がいくつか存在している。ダッシュからの攻撃には慣性が乗る仕様もあり、前ダッシュからコンボを決めれば敵に張り付いたまま殴り続けられるため、多段コンボが非常にやりやすい。ちなみに波動拳コマンドの前進部分を2回入力するなどで、必殺技も滑り込みながら出せる。 これらの仕様は後の作品では制限がかかり厳しくなったが、家庭用版ではその制限を本作同様に緩和できる隠しモードが実装されていることもある。 一撃必殺技 文字通り「相手を一撃で倒す」必殺技。本作では一撃必殺技を成功させると規定本数を全て取ったことになる。つまり本当の意味で勝ちが確定する。 発動方法は特殊で、まずボタン同時押しで出せる「殺界発生技」を当てるか、相手の攻撃を受ける直前でガードすると「殺界」が発生。殺界中に一撃必殺技コマンド(波動コマンドと簡単)を入力すると一撃必殺技が発生し、勝利が確定する。防御側は防御コマンド(逆波動コマンド)を出すことで回避できる。 チャージ 大半のキャラは「チャージ」という行動で特定の必殺技を強化可能。対応した必殺技と同じコマンド+敬意ボタンでその場で気合を溜め始め、溜めた時間に応じて必殺技の性能が上昇する。チャージレベルはLv1~3まで存在し、一回必殺技を使うとLv1に戻る。また、チャージは必殺技同様、通常技をキャンセルして行うこともできる。 しかし、「チャージを終了した時に一切硬直が発生しない」のが大問題。これにより、地上HS攻撃を当てる→チャージでキャンセル→チャージを一瞬で終了→ダッシュ→通常技を当てる…というお手軽極まりない永久コンボ「チャージキャンセルコンボ」が成立してしまう。 一部チャージを持っていないキャラもいるが、そういうキャラに限ってパンチ→キック→パンチ→キック…と繰り返すだけで永久コンボになったりする。 続編では共通システムとしては削除されたが、カイがこのシステムを再現した技を持っていたり、聖騎士団ソルが固有システムとして似たようなチャージシステムを持っていたりと、後の作品でも活用されている。 ストーリー、キャラ設定 ストーリー設定 科学と魔法(GGでは「法力」と呼ばれる)が両立し、過去に起こった大戦で荒廃した世界が舞台となっている。そして攻略本ではゲーム中では語られていないそれら設定が年表付きで詳細に解説されている。 生みの親である石渡氏は、『漫画「BASTARD!!」などをモチーフにした』と発言している(*1)。例えばカイ・キスクの衣装シルエットはBASTARD!!のラーズ王子が着用したコートのシルエットまんまであったり、同じように登場人物にはHR/HM関連から名前を取ったキャラが多数いる。 個性あふれるキャラクター達 キャラクターデザインも石渡氏が担当。雑誌の前情報などでキャラクターイラストは公表されており、独特のセンスを持ったそれらはゲーム発売前から注目を集めていた。 キャラごとのEDも凝った作りになっている。特にソルとクリフのEDは必見。 + 登場キャラクター一覧 ソル・バッドガイ 本作の主人公。神器「封炎剣」で生体兵器「GEAR」を狩る賞金稼ぎ。かつての親友にして全ての元凶である「あの男」なる人物を探している。 飛び道具、無敵対空、突進技を所持したスタンダードな性能のキャラ。 カイ・キスク ソルのライバルにして「もう一人の主人公」。神器「封雷剣」を所持する天才剣士で、弱冠16才で聖騎士団(人類側の精鋭軍団)の団長に就任。 ソル同様、飛び道具、無敵対空、突進技を持つスタンダードな性能のキャラ。 後発の関連作品(ドラマCDや小説等)での出番が多い。 チップ・ザナフ 「大統領」となって世の中を変えようと考えているアメリカン忍者。何者かによって殺された師匠の仇も探している。 非常に素早い動きが可能で、さらにワープや迷彩といった撹乱技も使える。特に地上ダッシュの早さが半端ない。 続編では「防御力がとても低い」という特徴が追加され、その紙装甲っぷりと死に台詞の「師匠ー!」からネタにされることも多くなったが、立ち回りで圧倒すれば上位キャラも食えるので愛用するプレイヤーが多く、彼が主人公の外伝小説も出ているなど愛されてもいる。 アクセル・ロウ 元ギャング、20世紀からのタイムスリッパー。超人的な体術で二丁鎖鎌を操る。 鎖鎌はリーチが長く、敵を寄せ付けない戦い方が可能。接近戦もそれなりに強い。 HR/HM関連を元ネタに持つキャラが多いことは先に述べた通りだが、このキャラは見た目も名前もモロにGuns N Rosesのアクセル・ローズがモデル。攻略本でも明言されている。ちなみにSNKの某棒術使いのキャラにも非常に似ているため騒動になったとかならなかったとか(*2)。 線の細いGGX以降のデザインと異なり、本作では半袖短パンのムキムキマッチョ。後にこのデザインは『Xrd』で復活することとなる。 メイ 義賊「ジェリーフィッシュ快賊団」の一員。小柄な体で錨を振り回す怪力少女。 リーチが短い代わりにすばしっこくて接近戦が強い。技もコミカルなものが多い。 この頃からGGXに登場するジョニーの設定はあり、ジョニー直伝と言いつつミストファイナーを出せるのだが全くの別物(続編新キャラ・ヴェノムの必殺技「ダブルヘッドモービット」に近い)。因みに初代のみ一部の飛び道具を反射できたりする。 ポチョムキン 上半身と下半身がアンバランスなマッチョキャラ。祖国の命令で無理やり戦いに参加させられている。 典型的な鈍重&パワーキャラ。巨大な図体かつ重量級キャラであるために、様々なキャラに対ポチョムキン専用のコンボが多く存在する事と、小回りのきかなさで相性の悪いキャラにはとことん我慢と苦戦を強いられるのが不安要素。防御力は一番高いが。 投げ技「ポチョムキンバスター」はどうみてもアレ。続編ではセリフバリエーションの中に「48の必殺技!」という直球すぎる物が入るように。 Dr.ボルドヘッド 常人離れした長身を持つスキンヘッドの殺人鬼。かつては優秀な医師であったが、クランケの少女を誤って死なせてしまった事がきっかけで発狂してしまった。 体格、キャラの動き、台詞などあらゆる面であきらかにイカれたキャラ。因みに声優は塩沢兼人氏。 GGX以降に登場したファウストは設定や使用する技などから察するに同一人物と思われるが、公式からの発表は無い。 クリフ・アンダーソン 先代聖騎士団団長。現在は老いたため引退していたが、若かりし頃は一騎当千の強さを誇っていた。 身の丈以上の巨大な剣を振るうために攻撃力が異常に高くリーチも非常に長いが、その代わりに防御力が低く、機動力も最低クラスという超極端な性能。 特定の技でぎっくり腰になってダメージを喰らう事もある。 GGXで削除されたキャラクターの一人。その理由は設定上本作で死亡したこと以外にも、上記のキャラ性能のせいでもあると思われる。ただし家庭用限定のキャラとして登場したり、AC+Rで復活したりとなんだかんだで愛されているキャラ。 ザトー=ONE アサシン組織の頭領。自らに「禁呪(強力さと危険性の高さから禁じられた法力の術)」を施したことで、影を意のままに操ることができる能力を得た。ただし、その代償として視力を失っている。 名前と盲目である設定から明らかであるように、元ネタは『座頭市』。 遠近問わず戦えるキャラ性能と、千変万化する影のバリエーションがウリのキャラ。塩沢兼人氏のボイスと相まって、キャラ人気は高かった。 本作の時点では分身との同時攻撃はない。それらはGGX以降で実装されることとなる。 ミリア・レイジ 「禁呪」により髪を武器に変える力を手に入れた元アサシン組織の暗殺者。ザトーとはただならぬ因縁があるらしいが…。 発射後向きを変えられる飛び道具や、持ち前の高機動力で敵をかき回しつつ戦うキャラ。続編では起き攻めが強烈な強さを誇るようになる。 テスタメント 中ボス。人間を素体とした「GEAR」。死神がモチーフであり、大鎌を振るい一部のモーションでは顔が髑髏に変化する。 罠設置に特化しており、移動封印、毒付与、時間差で打ち出されるガード不能の攻撃といったオンリーワンの技を持つ。ボス性能ゆえか、技性能がGGX以降と比べるとかなり凶悪である。 例えば覚醒必殺技の「ナイトメアサーキュラー」。ヒットした相手に毒を付与する技なのだが、本作では毒のスリップダメージでも容赦なく死ぬ上に、テスタメントがダメージを受けても毒が消えない、技自体の威力も高めかつコンボにも組み込める…と凶悪な性能であった。 ジャスティス 本作のラスボス。かつて人類に反旗を翻した最強最悪の「GEAR」。見た目はテッカマンブレードに似ている。 通常技、必殺技共に強く(中でも飛び道具は凶悪性能)、覚醒必殺技でボルテッカに似た極太レーザー「ガンマレイ」も照射する。さらにCPUは超反応かつ的確にコンボを決めてくるため、クリアの際の強大な壁となる。 ストーリーとキャラ性能の関係上、GGX以降は家庭用専用キャラとして登場。そしてAC+Rにてクリフとともに正規キャラとして再登場を果たす。 人間男性であれば性器がある位置に、非常に目立つ突起物が付いていることがネタとなっている。だが、後年明らかになったジャスティスの『コアとなった人物』の事を考えると…。 梅喧 粗暴な女剣士。幼少時に家族を惨殺した「あの男」を探している。 特定の条件を満たすと使えるようになる隠しキャラなのだが、あまり作り込まれているとは言えず、必殺技も少なかった。しかしX以降では、「ガードキャンセル技主体に立ち回り、相手の勢いを削ぐ」という、独自の戦法を取るキャラに生まれ変わった。 初代での声優は本作でメイの声を演じているこおろぎさとみ氏。彼女の演じる役としては「粗暴な成人女性」というあまり類を見ないタイプのキャラ。 BGM エレキギター全開のHR/HMが主体のBGMとなっている。作曲者は石渡氏。 こちらも良曲ぞろいで、「Holy Orders」「Suck a Sage」「Writhe in Pain」「Momentary Life」などのBGMは後のシリーズでも使用されており、ラスボス・ジャスティス戦の「Meet Again」などは非常に人気が高い。 キャラボイス 各キャラの必殺技ボイスが最大3種用意されており、技を使うたびランダムに変わる。何でもないことのようで、カプコンや旧SNK等の格ゲー大手の作品でも見られない新鮮な演出だった。 ソルの「ガンフレイム」であれば抑揚を変えた技名のシャウト3種、メイの「ミストファイナー」であれば技名シャウト2種+台詞「ジョニー直伝!」の計3種といった具合。むろん負けボイスも3種類あり、チップなら「師匠ー!」「畜生ー!」「バケモンがぁー!」となっている。 石渡氏がソルを演じているほか、チップ、ポチョムキン、クリフ、テスタメント、ジャスティスも制作スタッフが演じているが、本職の声優陣に混じって健闘しており悪くない水準。石渡氏の演技は特に好評を博した。 問題点 ムチャクチャなゲームバランス 大半のキャラが弱攻撃が入ったらそこからチャージキャンセルコンボに繋げられるうえに、その難易度も他の格ゲーに比べて容易。どう考えても「世紀末」なゲームバランスである。もっとも、チャージキャンセルを使わない永久・即死コンボも普通に開発されていたりするのだが…。 「ダッシュしながら攻撃を出すとダメージが倍増する(通称:CLASH)」「チャージで強化すると異常な攻撃力になる技が多数ある」「体力半分以下だと覚醒必殺技(=超必殺技)が撃ち放題になる」「低空ダッシュの高度制限が無いためJCからの低空ダッシュでコンボ繋ぎ放題」「何にでもダッシュ慣性が仕込めるためノックバック無視し放題」「ソルの覚醒必殺技『ドラゴンインストール』がかけ直し可能で、しかもかけ直せばかけ直しただけ必殺技の威力が上昇する」といったイケイケ調整もその滅茶苦茶ぶりに拍車をかけている。 さらに気絶の解除条件が「コンボ補正が切れたところで攻撃を当てるか、ダストアタックを当てる、または殺界発生技を食らった際に回避コマンドを入力する事、もしくはダメージを受けていない状態で一定時間経過する事で解除される」のいずれかとなっており、上記の条件を避ければ気絶させっ放しでコンボを繋げることができる。気絶中は受身も一切取れないので空中コンボもつなげ放題。 システム面 CPU戦の難易度が高い。 序盤はそうでもないが、後半~ラスボスは的確に反撃・コンボを決めてくるためまさしく鬼。ノーコンティニューでクリアするなら、チャージキャンセルコンボの使用もやむをえない。 前述したとおり、本作では体力が50%以下になったら覚醒必殺技が使い放題なのだが、ラスボスはそれを悪用して覚醒必殺技「ガンマレイ」を連発してくる。避けにくい極太レーザーを照射し、ヒットしたら大ダメージ+確実に気絶、そして再びガンマレイを撃たれて終了、ガードしても大量の削りダメージ…ととんでもないことになる。ただし、照射直前の隙を突いてダッシュ攻撃で出かかりを潰す(実は本作では覚醒必殺技の暗転時に時間停止がない)、ハイジャンプで空中に逃げる、ボルトヘッドはしゃがめば当たらない(しゃがみガードではダメ)といった抜け道もある。 なお、一撃必殺技はCPUも狙ってくることがある(特にボルドヘッド・チップ・クリフ・ジャスティスは狙ってくる頻度が高い)。 また、CPU戦の難易度・本数設定ができない点も難易度上昇に一役買ってしまっている。 コンボ重視のゲームなのに、高く飛んでも画面がほとんど上にスクロールせず、せっかくの空中コンボが画面の上端や体力ゲージで隠れてしまう事が多い。 ダストアタックを当てた時などは浮いた相手がちょうど体力ゲージの裏の辺りに留まるため、最初から見せる気が無いとしか思えない。 一撃必殺技関連 一撃必殺技を回避された場合、仕掛けた側が先に動けるようになっているのだが、相手が無防備なところにそのままコンボを繋げる事が可能なキャラがいる。回避しなければ一撃必殺が待っているのだが、回避してもコンボから普通に死ぬという理不尽仕様。 「殺界発生技を喰らった瞬間に気絶すると絶対に回避できない」という、これまた理不尽な仕様が存在している。逆に言えば、対CPU戦のジャスティス相手でもこれを利用すればあっさりと一撃必殺技を喰らわせて勝つことができるが。 そもそも「一撃で勝負を決められる可能性があるにもかかわらず、仕掛ける側にコストもリスクらしいリスクもなく(*3)、しかも無制限に使える」という時点で完全にイカれている。 その他 バグもやたらと多い。再現の難しいバグから実戦でぽんぽん起こるバグまで様々。実戦投入できればさらなる世紀末化が期待できるバグは多い。復刻版で修正されたものもあるが、一部のみ。 「CPU戦の対戦相手が全員ポチョムキンになる」という謎の裏技がある。これを使うと、ジャスティス登場デモの後なのにポチョムキンが出てくるという珍妙な事態に。しかしCPU戦の後半の難易度は(使用キャラにもよるが)それでも結構高いのが現実。 テスタメント・ジャスティス・梅喧の勝利台詞が用意されていない。通常プレイでは勝利台詞を見ることができないし、ある手順(*4)を踏むことで勝利台詞を出現させても、「ただいま開発中によりメッセージが用意されておりません」という、いかにも「作りかけ」いった趣旨のメッセージが表示されるのみ。 総評 ここまで読めばだいたい察しが付くだろうが、本作の要素を全て解禁した時「ゲームバランス」などというものはどこかに消し飛んでしまうほどガタガタで粗い作りである。 もし本作が当時のアーケードシーンや現在のネット対戦用ゲームとして登場していたら、間違いなく「商品失格のクソゲー」呼ばわりされるであろうレベルであり、そこかしこに今となっては考えられないトンデモ調整が行われている点が数多く見受けられる。処女作の時点で世紀末の血脈を感じることが出来るのではないだろうか。 しかし、爽快感あふれるゲーム性や魅力あるキャラクター、名曲揃いのBGMといった良点は決して無視できるものではなく、「『家庭用ハードでしか展開していない2D格闘ゲーム』としては飛び抜けた完成度の高さである」という印象を与えてくれる作品ではあった。 その後の展開 本作の発売当時はメジャーな存在とは言えず、「面白いクソゲー」として一部で人気を獲得するに留まっていた。しかし大手メーカーながらゲーム方面ではいまいちだったサミーの目に止まり、続編製作が決定。そして開発された『GUILTY GEAR X』は格闘ゲーム界及びアーケード業界に新風を吹き起こすこととなり、以降、度々のアップデートや続編が稼働する人気シリーズとなる。 余談 本作の製作スタッフ「TEAM NEO BLOOD」は「全員が入社したてのホヤホヤで、これまで商用ゲームを制作したことが無く、さらに人数も少ない」というにわかには信じられない事実がある。少人数制作によるフットワークの良さが、(世紀末に足を突っ込んではいるが)いい結果を残したと言える。 製作資金不足等の事情により、半分近くのキャラボイスを開発スタッフが担当している。ただし、素人ではあるものの聞くに堪えないレベルではない。1作目ゆえに声のイメージもよく固まっていなかったせいもあるが。 中でも主人公のソル役は石渡氏本人が担当している(当初は山寺宏一氏を予定していたが、急遽変更になってしまった)。これが「渋い声でぶっきらぼうなソルのイメージに合っている」「キャラデザ・ストーリー設定・作曲に加えて主人公の声まで演るだと!?どんだけマルチタレントなんだよ!?」とユーザーからは大好評。2012年の『GGXXAC+R』に至るまで石渡氏がソル役を担当し続けることとなった。 ただし、これは石渡氏には不本意なことであり、「GGXX時の収録時、恥ずかしさを隠すため酒をガブ飲みして挑んだ」という逸話も残されている。また、ストーリーモードやドラマCDなど長い台詞をしゃべる必要がある時は、「自分の演技力では本職の声優の方に失礼だから」という意向でプロの声優が担当している。このためゼクス以降に発売されたドラマCDおよび『GGXX』のストーリーモードでは花田光氏が、『GGXXAC+』以降では中田譲治氏がソル役を務めている。 『AC+R』はストーリーモードだけでなく対戦中の声も中田氏が演じているが、対戦時に限りおなじみの石渡氏の声に切り替えることも可能。余談だがこの機能について石渡氏は「あれ?俺の声、売られてる…?」と発売まで知らされていなかった模様。 雑誌で始めて情報が公開された際はまだ開発途中で設定等も固まっていなかったらしく、製品版とは大きく違う情報が載っていた。 グラフィックがプリレンダ3Dだったり、製品版では常人外れの巨体で闘うポチョムキンが斧を持っていたり、メイも錨ではなく此方もなぜか斧を持っている等、設定面での変更も見受けられる。 本作にもあの「バスケ」が存在することが後に判明している。というのも実は『北斗の拳 (AC)』のメインプログラマー安部秀之氏のゲームプログラムデビュー作が本作であるため。安部氏は後にディレクターとなっていくつかの作品をリリースしているが、もしかしたらそれらの作品でも「バスケ」が見つかるかもしれない。 2019年5月16日にシリーズ誕生から20周年を記念した復刻版として、Switch/PS4/Windows(Steam)にて移植版がリリースされた。なお、Switch版は本作と『GUILTY GEAR XX Λ CORE PLUS R』とのカップリングである『GUILTY GEAR 20th ANNIVERSARY PACK』も同日にリリースされている。
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GUILTY GEAR part39-24~45 24 :ギルティギア(PS)・その1:2008/05/07(水) 01 41 11 ID Ht7FRygo0 前スレで依頼があったのでまとめ ----------------------------------------------------------------------------------- (基本ストーリー:説明書や公式ページから転載) .....人類は、科学から離れた超自然的な力を手に入れた。 22世紀―― 人類は、無限のエネルギーを生産する超自然的な制御法の理論化に成功した。 ……魔法文化の幕開けである。 もはや旧テクノロジとなった科学は、環境破壊と殺戮兵器制御の観点から、 全世界的な禁止事項となり、人類は一切の科学的作業の停止を宣言した。 ここに、ひとつの歴史が終わりを告げるのである。 しかし、人類同士の紛争は止まることなく続き、 魔法理論に基づく殺傷行為は熾烈を極めた。 そしてついに人類は、命を持った禁断の兵器を生み出してしまったのである。 動物やその他の生命を素材とした、強靭な生命と攻撃力とを備える、異形の生物兵器… 「GEAR」の誕生。 某先進国は「GEAR」の市場を独占し他国を制圧しようとした。 しかし、本来従順であったはずのこの兵器の中から、ある日 ひときわ強力な戦闘能力と確固たる意志を持った一体が出現する。 それは、自らを「ジャスティス」を名乗り、種の存在意義を唱え、 全世界の「GEAR」を従えて人類に宣戦を布告した。 対して人類は急遽団結、対GEAR組織「聖騎士団」を結成。 ここに人類対GEARの戦い「聖戦」の火蓋が切って落とされたのである。 .......大戦は、百年の長きに渡った。 しかし幾多の壮絶な戦いの末、ジャスティスは「次元牢」深くへと封印された。 そして司令塔を失ったGEARたちはなす術もなく次々と駆逐されていった。 こうして人類は勝利を収め、再び平穏な日々を取り戻したかに思えた。 …しかし、その平穏が束の間であることに、気付いている者たちもいた。 数年後の悪夢を予測する、ほんのわずかの者たちが。 …聖戦終結から5年後、封印結壊の疲労からか、 ジャスティス復活を懸念される妖気が世界を包んだ。 事態を重く見た国際連合は「第二次聖騎士団」の結団に向け、人員選考の為、 世界規模の武道大会の開催を決定した。 強者を切望するあまりか、優勝者には如何なる望みのものでも与えられることが約束されていた。 しかし、その大会の内容は、罪人の出場、ついには試合中の殺人を認めるといった過酷なものであった..... ※補足 要するに他のゲームでは「謎の力」として扱われるような魔法が理論化され科学化した世界が舞台 後のシリーズでは専ら「法力」と呼ばれています 登場キャラがみんなやたらと二段ジャンプしたり空中ダッシュしたりするのはこの設定が基本だからと思われる この世界では従来の機械工学とかそういった科学はタブー扱いされています 25 :ギルティギア(PS)・その2:2008/05/07(水) 01 42 17 ID Ht7FRygo0 ○キャラ説明(その1) ・ソル=バッドガイ 野放しになっているギアその他賞金首を狩って暮らしている一匹狼の賞金稼ぎ。 ギアの破壊を執拗に求める。 ジャスティス復活の気配を読み取り大会に参加する。 元聖騎士団員だが、糞真面目なカイと騎士団に嫌気が差して離脱。 手に持っている武器、神器「封炎剣」もその時に強奪したもの。 ・カイ=キスク 元聖騎士団団長。 幼少時に聖戦により家族を失い、その後聖騎士団に拾われ青春のほとんどを戦争の中で過ごした。 剣術と法力の天才、さらに性格も良く実直で、人間として出来過ぎているぐらいの真面目人間。 しかしそのためにだいぶ視野が狭く、あまり柔軟な考えが出来ない。 正義感が強すぎるあまりに、正義というものをなかば盲目的に信じている。 ソルをライバル視している。 聖戦後は警察機構の一員として過ごしていたが、今回ソルと同じくジャスティスの気配を感じ参加。 ・メイ 聖戦時に孤児となり、その後「ジェリーフィッシュ快賊団」に拾われた少女。 怪力。 リーダーである「ジョニー」が捕まってしまったため、釈放を望んで大会に出場。 ・チップ=ザナフ 元ドラッグ中毒者のアメリカ人忍者。 ドラッグ中毒から救ってくれさらに生きるための技を教えてくれた毅という名の日本人にたいへん恩義を感じており、 アサシン組織に殺されてしまった師匠(毅)の復讐にと大会に参加。 また、師匠の遺志を継ぎ、弱者にも救いの手を差し伸べられるようになろうと、大統領の地位も望んでいる。 ただし元々が短気で暴力的な性格のためにあまり勝利台詞等からはその意思を感じ取ることは出来ない。 ・Dr.ボルドヘッド 技量においても患者を想う心においても世界最高の名医とまで言われた外科医。 だがある時、するはずの無いようなミスにより手術に失敗。 助かるはずだった少女を死なせてしまったショックにより気がふれ、狂気の殺人鬼と化してしまった。 メイ戦後の勝利台詞においては少しだけ、善良だった時の意識が垣間見える。 ちなみに手術のミスは彼を妬んだ同僚の策略とされている。 今回の大会には、捕まって投獄中だったところを謎の男にそそのかされて出場することになる。 26 :ギルティギア(PS)・その3:2008/05/07(水) 01 43 01 ID Ht7FRygo0 ○キャラ説明(その2) ・ポチョムキン 聖戦末期のごたごたに乗じて誕生した、タブーとされているはずの科学を復興させた浮遊国ツェップ。 ポチョムキンはそこの奴隷兵士であり、異常なまでに発達した体格を見込まれ、 「大会に勝利し無血で他国の領土を奪う」という名目で半ば強制的に大会に参加させられた。 その見た目に反し誇り高く優しい人間で、友の自由と国の平和を望もうと教官のその命令に乗る。 ・ザトー=ONE ミリアの裏切りにより投獄されているアサシン組織の長。 謎の男に「ミリアに復讐したくはないか?」と持ちかけられ大会に参加。 昔はそのへんに居るようなただのチンピラだったが、ある時禁呪と呼ばれる違法な法術を使い、 視力と引き換えに周囲の気配を察知する能力と影を操る力を手に入れ、アサシン組織の長にまで上り詰めた。 尊大で冷酷な性格を装ってはいるがその実は小心の臆病者。禁呪を使用したのも無力な自分が嫌だったため。 疑心の人生の中で唯一信じたミリアに裏切られたため、ミリアに対し尋常ではない執着を抱いている。 ・クリフ=アンダーソン カイの前代の元聖騎士団団長。 幼少時にギアに襲われ死に掛けていた所を颯爽と現れた男に救われて以来、 その記憶を糧に戦い続け、ついには一騎当千と謳われるまでに至った戦士。 しかし聖戦終結後の現在はめっきり老け込んで隠居生活を送っている。 今回の参加理由は「若い者に喝を入れるため」。だがジャスティス復活にもうすうす感づいていた様子。 ・アクセル=ロウ 原因不明のタイムスリップ体質により20世紀から飛んできた男。 表面は軽いが他人の死を人一倍嫌う性格。 元の時代に残してきた彼女と再会するために元に戻る手がかりを探している。 大会に参加した理由も何か手がかりが掴めそうな気配がしたため。 ・ミリア=レイジ 聖戦時に孤児となった後、アサシン組織に引き取られた女性。 そこで徹底的に暗殺者としての知識と髪を使う特殊技能(禁呪)を叩き込まれたものの、 そんな生活と自分が嫌だった彼女は、組織の幹部も参加するほどの大掛かりな任務の途中で組織を裏切り逃亡。 それによりザトー含む幹部が軒並み逮捕されてしまったため、現在は制裁を加えようとする組織からの逃亡生活を続けている。 大会の出場理由は組織の主要であるザトーを殺すため。 この10人がメインプレイヤーキャラ。 27 :ギルティギア(PS)・その4:2008/05/07(水) 01 44 10 ID Ht7FRygo0 ○大体の大筋 9人勝ち抜いた後、黒幕である人型ギア・テスタメントが登場。(ザトー、ボルドヘッドをそそのかした謎の男はこいつ) テスタメントは語り始める。 「この大会はジャスティス復活のための、儀式に過ぎない。 オマエ達は、その贄となるために、 人間同士仲良く、闘気と血を、大量に流し合ってくれたわけだ。 ククク……そう、国民も、大会実行委員も、国連の上層部すら、 私の手の中で踊らされていたのさ。 そして、機は熟した。さあ、残るは一人……。 オマエの血をもって、この喜劇に幕を降ろそうじゃないか。」 … そして勝利後、ジャスティス復活を免れたと思い一安心するプレイヤーキャラ(ソル以外ほぼ全員)に向かってテスタメントは勝ち誇る。 「この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……! 『残る一人』と言ったろう? 贄の対象は、この私とて例外ではないのだよ! これでジャスティスは完全に復活する!! オマエ等、人類は今度こそ、確実に死滅するんだ!!! ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」 …短いデモの後、復活するジャスティス。 そしてそれに立ち向かって行くプレイヤーキャラ。 各々思うところはあるものの、自分の意志を貫く為に。 泣きそうなぐらい鬼性能だけど。ジャスティス。 これがだいたい全員共通の流れ。 28 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01 47 49 ID Ht7FRygo0 ○ソル編 (9人倒すところまでは大体みんな同じなので略) この大会の仕組みにはとっくに気づいていたソル。 テスタメントを倒したのち、勝ち誇るテスタメントに向かって言い放つ。 「イチイチうっとうしいことをしてくれやがる。 こっちも始めっから、野郎は消すつもりだったんだよ。 それが俺の役目だからな。」 …激昂するテスタメント。 「『背徳の炎』が……。貴様とて我々と同じギアだろうが!!!――― 29 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01 48 32 ID Ht7FRygo0 ――ソル・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「……あの時と……あの時と同じ……。 またしても貴様に敗れるのか……「背徳の炎」よ!」 ソル「この世のギアは、一匹足りとも見逃すわけにはいかねぇからな」 ジ「貴様とて、ギアであろう!その額の刻印こそ、我が同胞の証! 何故……何故、私の命令を聞かぬ!?」 …激闘の末にソルのヘッドギアは壊れ、その下にはジャスティスと同じ、ギアの刻印が浮かぶ。 ソ「何故ってのは、こっちのセリフだ。 テメェの言うことを聞く義理が何処にある」 ジ「私は……壱号……完成型ギアの壱号だ。 全てが完全故に、私だけが……意思を持っていた。 そして……いや、だからこそ、全てのギアを指揮する力を手に入れたのだ! 私の命令は絶対のはずなのだ!!」 ソ「完成型だからだ……。 テメェの後に造られたシリーズは、意思を持ち得ることの無い、ある意味、真の完成型。 だから、テメェの言うことを聞く」 ジ「何……?」 ソ「……プロトタイプがいるとは思わなかったのか?」 ジ「!! ……ククク、そういうことか」 ソ「ギアは、欲望で汚れた、人間達の意志から産まれた。 だから、俺達が存在する限り、また、別の欲望を産む。 今回のテメェの復活も、そんな、下らねぇ意思が実現させた」 ジ「……それで、ギアを……滅ぼすの……か? ギア……ギア・プロジェクト…………何か……懐かしい……な…………遥か……以前…… ……!?…………そうか……そうか…………ククク…… …………ソル……また……語り合おう……3人で……な……」 何かを思い出したようにソルに語りかけるジャスティス。 薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。 ソ「……ジャスティス……? ……ああ……確かに、まだ絶対に叩いとかなきゃならねぇ野郎がいる。 俺達、ギアの産みの親、野郎だけはな!!」 そう言うと、ソルは血塗られた手を見る様に、自らの手を見つめ、 目の前に横たわる犠牲者の冥福を祈った。 ソル編終 30 :ギルティギア(PS)・その7:2008/05/07(水) 01 50 25 ID Ht7FRygo0 ○カイ編 (略) ソルと同じように大会の仕組みには気付いていたカイ。 しかしテスタメントの真の企みまでは見抜けずジャスティス復活。 自分の信じる正義のため、世界に生きる人類のため、カイはジャスティスに立ち向かう。 31 :ギルティギア(PS)・その8:2008/05/07(水) 01 50 51 ID Ht7FRygo0 ――カイ・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「またしても……私は敗れるのか……」 カイ「そうだ!悪しきが滅び逝くは世の常!!」 ジ「悪しき……貴様は、私を悪しきと呼ぶか。 ……しかし、私は、自らを存在させる為に、戦っているに過ぎぬ……」 カ「……その為に人類を滅ぼすなど、そんな道理が通じると思うのか!?」 ジ「………… 見るがいい、この姿を。 人を殺すことのみを目的に、人によって産み出された。……私は兵器だ。 人間にとっては、私の意思、私の心など、問題ではない。 私を利用するか、処分するかの、どちらかしか考えていない。……違うか?」 カ「……そんなことは……」 ジャスティス「現に、こうして、私は彼奴の企みによって復活し…… そして、貴様は、この私を殺しに来ている……。 ……いずれにせよ、人間達が、ワタシを否定していることには、変わりなかろう。 しかし、私は生きなくてはならぬ。自己を否定することだけは、避けねばならぬ。 ……では、私は、何が為に生きる? 私の存在する意義は、人を殺すこと。それは、私に……ギアに定められた、正しい道義……正義だ」 カ「……それは詭弁だ!! 社会の調和と秩序の実現、それこそが神の願いであり、正義であると、私は信じている!! それゆえ、もしも何者かが……人や自然を愛し、平和を望んで止まぬ人々の、 ささやかな幸せすら奪うと言うならば、私は、命を懸けて、彼らを守る!!」 ジ「そうか……。 ならば、私を産み出した男に、会ってみるがいい。 あの男に会ってなお、貴様は、その、自らの信じる正義を語ることができるのか……?」 カ「な……何者だ、そいつは!」 ジ「……ククク……どうやら、滅びの刻が来たようだ……。 だが、覚えておくがいい。私が死んだところで、この世からギアは消えぬ……。 あの男がいる限り……な……」 薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。 悪と信じて疑わなかったギア。正義と信じて疑わなかった自らの信念。しかしジャスティスの言葉により、カイの心は揺らぐ。 カ「ま、待て! ……くっ……あの男……とは……? 私は……正しいことをしていたのでは……ないのですか……? 神よ……」 カイ編終 32 :ギルティギア(PS)・その9:2008/05/07(水) 01 52 59 ID Ht7FRygo0 ○メイ編 テスタメントの思惑とかそんなもんガン無視で突き進むメイ。 なんかもうジャスティスもついでで倒すメイ。 ――メイ・ジャスティス撃破後―― メイ「僕の勝ちだね!」 ジャスティス「……に、人間が、これ程の力を持つというのか……!? …………!?……まさか、この子供は…………ジャパニーズ!!?」 謎の声「おぉーっとぉ!!それ以上、その口を動かすってんなら 残り少ないオマエの寿命が、光速で終わりを迎えることになるゼ!?」 ジャ「……貴様は……?…………そうか……。 まだ、生き残りがいたとはな……。…………ゴフッ!!」 そう言うと、ジャスティスは息を引き取った。 謎の声「…………忘れるんだ……オレ達のことはナ……」 メイ「この声は……っ!? ジョニィーッ!!!みんなぁ!!」 ジョニー「ヨゥ!!ヨロシクしてたかい!?ベイベェ!」 メイ「逢いたかった!!ずっと逢いたかったよー!!! ……でも……どうして、ここに?」 (容量の都合で分割・続く) 33 :ギルティギア(PS)・その10:2008/05/07(水) 01 53 59 ID Ht7FRygo0 (続き) ジョ「どうしてもこうしてもないゼ! このオレが真面目にオリの内でジッとしてたってのに、 気が付いたら、シャバで凄まじい闘気が発生してっからヨ、 これはコトだっつーんで、慌てて飛び出してきたんだヨ」 メイ「自力で?」 ジョ「オフコース!! オレにかかれば、どんな堅固な警備だろうとケツの穴だゼ(意味不明)!!」 (↑原文のままです) メイ「そ、それじゃ、何で、すぐに出てきてくれなかったのよー!?」 ジョ「悪かった、悪かった。そんなに怒るなヨ、ベイベェ。 ちょっとの間くらい、大人しくしてた方がいいと思っただけだゼ」 (……こいつぁ、警備のネェチャンがゲキマブだったから、なんて言った日にゃあ、殺されかねないナ……) メイ「ところで、ジョニ-?ジャパ……何とかって、何?」 ジョ「……!! ……さ、さあ?オレも良く判んねぇナ? そ、そんなことより、久々のシャバだゼ!御馳走は用意してあんだろうナ!?」 クルー一同「もちろん!!」 結局自力で脱獄してくるジョニー。 X以降と比べてなんだか性格も違う気がするがまあご愛嬌。 メイの出生に関する秘密はここでほんの少しだけ明かされるが、そのストーリーはまだ先。 メイ編終 34 :ギルティギア(PS)・その11:2008/05/07(水) 01 55 02 ID Ht7FRygo0 ○チップ編 (略) 自分の望みのために戦うチップ。だが途中から何かがおかしいことに気付く。 「さて……これでオレの優勝ッて訳だが、 まだ終わりッてコトはなさそうだな。」 『フッ、チンピラの分際で、私の気配を感じ取っていたか。 激戦を勝ち抜いてきただけの、実力はあるようだな。 だが、この大会の目的までは、気付いていないと見える。』 「あァあん?」 …そして復活するジャスティス。 だがチップは怒っていた。 ――チップ・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「……何故……私は死なねばならぬのだ……? 私はただ……生き延びるために……闘っているだけに過ぎぬ……。 人間よ……何故、私を殺す……?」 チップ「理由なんざ無ェ! 目の前に気に入らねェ奴が居れば、斬る。……それだけの話だ」 ジ「……ただ、それだけの意思に……私は敗れたのか……? 各々が持つ、生きるための信条……それが正義であると……私は考える。他にどう思われようとも……な……。 そして、貴様にとっては、それが……自らの正義……なのか……?」 チ「正義……?そんなもんは関係無ェ! 師匠の仇討ちの為に出場したはずが、バケモン共に踊らされてた……それが、胸くそ悪いッてんだよ!!」 ジ「……フッ……故人への……想い……か。 兵器である……私には……縁のない……感……情……だ……な……」 そう言うとジャスティスは息を引き取った。 チップは、横たわる、その哀しげな亡骸と、 周りが見えず、ガムシャラに荒れ、それをマフィアに利用されていた頃の自分とを、 重ねて見ていた。そして、この狂戦士もまた、 一時の欲望に踊らされていた自分と、大して変わらなかった、ということを悟ったのだった。 毅(復讐心に囚われるものは、大儀を見失うぞよ) …師匠の仇討ちにばかり気を取られ、一番肝心な志に気付けなかったチップ。 チ「……こんな、チャチな裏方も見破れなかッたとは…… 師匠!!オレは結局、バケモノ一匹の魂も救ッてやれやしなかッた……。 ……チッ!オレも、まだまだ修行が足りねェな!」 チップ編終 35 :ギルティギア(PS)・その12:2008/05/07(水) 01 55 55 ID Ht7FRygo0 ○ボルドヘッド編 テスタメントの企みを知るも相変わらず狂気の中に居続けるDr.ボルドヘッド。 すべての者に診察を、みんな、手術しなければ… ――ボルドヘッド・ジャスティス撃破後―― ボルドヘッド「ふう……厄介な患者さんでしたが、今度こそ、 皆さん、診察完了ですね」 ボルドヘッドの眼鏡に、崩れ落ちるジャスティスの姿が映り込んだ、その時、 「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」 「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」 湧き上がる、狂喜乱舞の大歓声!! 突然のジャスティス復活に怯え震えていた観衆の、飾りない喜びの声。 ボ「何と!まだ、こんなに患者が残っていたのですか!? ……仕方ありませんね。病に悩む全ての人を、幸せにすることこそ、医師たるものの至福!! みぃ~んな、手術して、あげましやう!!イーヒヒヒヒヒヒヒ!!!」 しかし、世界を救った英雄とばかりに、心から彼を慕う民衆の歓声は、 在りし日の天才医師、Dr.ボルドヘッドの記憶を、徐々に呼び覚ましていった。 ボ「こ……この声は……私を……呼ぶ声……?」 <……………………><……んせい?><…………ねえ、先生!> <……先生…………私、元気になれるのかな?……そうしたら、私……> 「私……?……私は何をした……?……あの娘に……何を…………私は…………殺した!! メス……注射針……冷たくなっていく……身体…………イ……イヒヒヒヒィ!!」 <先生!!!!> <……先生、もういいの……。自分を……責めないで……。 みんなは、待ってるの。先生のこと、待ってるんだよ……> 「う……? うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 ボルドヘッドは苦悩の表情を浮かべ、闇夜へと姿を消していった。 その後……狂気の殺人鬼ボルドヘッドが現れることは、二度と無かった。 ただ、神業の如き腕を持つ、流浪の闇医者の噂が、絶えることなく続いたという。 ボルド編終 36 :ギルティギア(PS)・その13:2008/05/07(水) 01 56 54 ID Ht7FRygo0 ○ポチョムキン編 (略) 友の為にと勝ち進んだポチョムキンの前にテスタメントが現れる。 「 何者だ!!」 『今大会の主催者だよ。 オマエの望みは知っている。……某国の領土だろう? しかし、オマエの本心は、死を覚悟した別の何かだ。……違うか?』 「その通りだ!私はどうなっても構わない!! 我が祖国ツェップに対し、全世界から干渉を掛け、 友たちを助けて欲しいのだ!!」 だがそんなポチョムキンに対し、テスタメントは自分の企みを説く。 『良かろう、貴様の国を破壊するところまでは叶えてやろう。』 『まだ気付かないのか?この大会自体が茶番なのだ。』 『案ずるな、友ともすぐ再会できるだろう、あの世でな。』 …自らの誇りと決死の覚悟を踏みにじられたポチョムキンの心に、怒りの炎がともり始める。 「おのれ……謀りおったなぁぁぁ!!」 そして復活するジャスティス。 しかし友のため、祖国のため、既に死する覚悟を決めているポチョムキンにとって、 相手が誰であろうと問題ではなかった。 37 :ギルティギア(PS)・その14:2008/05/07(水) 01 58 54 ID Ht7FRygo0 ――ポチョムキン・ジャスティス撃破後―― ポチョムキン「か、勝った……。私が……世界を救ったのか……?」 教官「そうだ、よくやった!……と、言いたいところだが、 貴様の任務はまだ終わってはいないハズだ」 今回の任務の直接の命令を下したガブリエル教官。 その細身からは想像も付かぬような格闘術の達人であり、奴隷兵士たちの、ポチョムキンの師。 …そして同時にツェップの主要人物でもある、憎々しい教官。 ポ「教官……?来ていたのか……フン。 見ての通りの有様だ。この期に及んで、まだ任務などと言うつもりか?」 教「その通り! 今の貴様の言うことならば、皆、喜んで協力するハズだからな。 さあ、本来の任務を遂行するのである!」 ポ「っ……貴様という奴はァ!!」 教「但し!攻撃目標を!我等がツェップ皇国へと変更する!」 ポ「な、何!?」 …突然の言葉に混乱するポチョムキン。 何を言っている? そうだ、この任務はいったい何なのだ?教官の目的は…? 教「今大会に、貴様を参加させたのは、 我が国の兵士共のミリタリ・レベルを測る為…… クーデターを起こすに足るか否かを調べる為! これは我が輩の独断である!!」 ポ「……一体、何を……?」 教「そもそも、禁じられた科学文明を残さんと、 夢と理想に燃え、集った我々ではあるが、 軍事国家と成り果てた現体制に批判的なのは、貴様だけではない!」 教官の真意。 こんな所に居た、志を同じくする、こんなにも頼もしい仲間。 ポ「ガ、ガブリエル教官……!」 ガブリエル「さあ!案ずることはない、 縛めを解くがいい!その首輪は、もう爆発などせん! これからは、平和的科学国家ツェップを創る為に、その拳を振るうのだ!! 同志……同志ポチョムキンよ!!!」 ポ「は、はい!!!!!!!!!!!!」 ポチョ編終 38 :ギルティギア(PS)・その15:2008/05/07(水) 02 00 09 ID Ht7FRygo0 ○ザトー編 (略) 8人の出場者、そしてミリアを倒し、優勝の座にこぎつけた。 ようやく自由になれる。 しかしその前に、ザトーに出場を勧めた男、テスタメントが現れる。 「優勝……か。 これで良いのだろう?私は自由なのだな?」 『ああ、よくやった。だが、もう一戦だけ、してもらおうか。』 「貴様は……私に出場を勧めた……。 しかし、選手は全て、倒したはずだが?」 『申し訳ないが、後一人……私と戦ってもらおうか。』 「は、は、話が違うぞ! 」 全てを話すテスタメント。 ザトーは自分が騙されていた事を知り、ちっぽけな怒りを燃やし、怯える。 …死に物狂いでテスタメントを倒すザトー。 「私が……勝ったのか? ふ、ふふ、ふはははは!! そうだ!私が負けることなど無いのだ!!私が世界一なのだぁぁぁ!!」 『ククク……私を倒したことは誉めてやるが、随分と狭い世界なのだな。』 「ハッ、負け犬が!精々そうやって、ホザいているがいい! 今、トドメを刺してくれる!!」 ジャスティス復活失敗の安心による興奮と、ハッタリの自尊心で自分を塗り固める。 しかしテスタメントは語る。 『……愚かな人間を見ること程、愉快なことは無いが…… オマエは格別だな。 この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……! (略)』 「は、ハッタリを言うな!! 私が世界一なんだ!!我が影技が完全なんだぁ!!」 39 :ギルティギア(PS)・その16:2008/05/07(水) 02 00 31 ID Ht7FRygo0 ――ザトー・ジャスティス撃破後―― ザトー「ふはははははは!!ど、どうだ!! 勝ったぞ!私が世界一なのだ!!はははは!!! 無敵!私は無敵なのだ!!ははははははは!!! …………は?」 ザトーは勝利に酔っていた。陶酔した意識の中、しかし、 自らの影が、慟哭ともとれる歓声を上げていることに気が付いた。 ザ「ば、馬鹿な!これはどういうことだ!? か、影が!登ってくる!? こんな指示はしてはいないぞ!!戻れ!!戻れぇ!!!」 影「……もう遅い。オマエは、俺を使うに過ぎたのだ……。 まあ、ここまで俺を成長させてくれたことには、礼を言っておくがな」 ザ「か、影が……喋る……!?」 影「馬鹿な奴だ。物質的な影などが存在すると、本気で思っていたのか? 増長を極めた軍事技術によって産み出されたのは、何も、奴等、ギアばかりではない 不定の形態と独立した意思を持つ、俺達の様な生命体の創造にも、成功していたのさ」 ザ「何だと!?私は、禁呪を用い、光と引き替えに、 この力を得たのではないのか!?それが……貴様の様な、バケモノだと言うのか!?」 影「……失敬だな。俺達は、人間などより遥かに洗練された生物だ。 そう……確かに俺達は、忌まわしき……禁獣……などと、呼ばれもしたがな!!」 今さら気付く力の真相。 自分の力だと信じて疑わなかった、この影。 ザ「……は?……ははは……そうか……私は……騙され……ははは…… これは、大笑いだ……ははは……は……は…… 嫌だ!死にたくない!!だ……誰かッ!!助けてくれぇ!!」 影「ケケケケケ……安心しろ。殺しはしない。 俺達は、素体を源泉としない代わり、精神の弱い人間の身体が、寄人として必要だからな ただ、これからは、俺が、オマエの身体を自由にするってだけのことさ!!」 ザ「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」 影「ケケケケケケケケー!!!」 ザトー編終 40 :ギルティギア(PS)・その17:2008/05/07(水) 02 01 12 ID Ht7FRygo0 ○クリフ編 (略) 楽勝とばかりに勝ち進むクリフの前に突如現れる、見覚えのある顔。 『老体のくせに良くやってくれた。』 「お、御主は!!」 『覚えていてくれたか。40年振りかな?』 「テスタメント!……確かにトドメを刺したはずじゃ!」 『あの時、私はまだ、中級程度のギアだったからな。 今の私の力を、見たくはないか?』 どこか面識のあるような2人の会話。 テスタメントの話す計画に、クリフは嘆き悲しむ。 「っ……この、タワケが!!」 … 「……また……ワシの勝ちじゃな……。」 『いや、今回こそは、私の勝ちだ!』 「何じゃと!? 」 『(略)』 「自らを犠牲にしてまで……!!全て……ワシの責任じゃな……」 …悲しむクリフ。 それを見た、死に行くテスタメントに、人間だったころの記憶が蘇る。 『よしてくれ……私が見たいのは、アンタの喜ぶ顔……だ…… 義父……さ……ん……ククク……。』 「……特兵に志願したばかりに……!! ……安心せい。ワシも後からイクじゃろう。 だが、その前に、やらねばならんことがある様じゃ。」 41 :ギルティギア(PS)・その18:2008/05/07(水) 02 01 53 ID Ht7FRygo0 ――クリフ・ジャスティス撃破後―― クリフ「どやら、ケリが着いた様じゃな、ジャスティスよ」 ジャスティス「何故だ……その老体の何処に、私を倒すだけの力が、在ると言うのだ?」 ク「……これはケジメじゃよ。 息子のしでかした、コトの責任は親がとる。……当然のことじゃろう?」 ジ「息子……だと? ……テスタメント……あのギアは、貴様の息子……だったのか?」 ク「義理の息子じゃがな。 ……彼奴は、動物や自然の好きな、それは優しい子じゃった。争い事など、人一倍嫌っていたのに、 ワシの……あんな思い出の為に……ワシなんぞを喜ばそうと、特兵に志願しおって…… それきり、あの、やさしい息子は……帰っては……来んかった……」 人間だったころのテスタメント。 心優しいクリフの息子。 クリフの憧れた、あの戦士、父の子供のころの思い出を、もう一度父に思い出させてあげたい。 そう想って特兵に志願した。 …そして、ギアに改造された。 ジ「……そうか。 奴は、私の命こそ守ってはいたが、私以外の何かの為に……動いていたことには、気付いていた。 親への、貴様への想い…………愛情……が、こんな形で残っていたのか……。 私こそ、奴に踊らされていた……のかも……知れん……。 私の……力に……制限が……掛かって……いたことの……訳が……やっと……判っ……た……」 ジャスティスは、そう言い、崩れ落ちた。 ク「……済まんかったの……ジャスティスよ……。 ……これでワシの役目も終わったかの……。 いやはや、しかし……少し、張り切りすぎた様じゃ。 眠くなって……きた……わい……」 クリフ編終 42 :ギルティギア(PS)・その19:2008/05/07(水) 02 02 36 ID Ht7FRygo0 ○アクセル編 全ては元の時代に帰るため、と奮闘し優勝したアクセル。 そんなアクセルの前にテスタメントが現れネタばらし。 突然のジャスティス復活を前にアクセルはぼやく。 「笑えねぇよ、バカ。」 ――アクセル・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「グアアアアアアァァァァァァァ!!」 アクセル「……え……え、え?お、俺の勝ち、なの? 無我夢中で、良く判らなかったけど…………俺……世界を救っちゃったんだよね?」 自分でも信じられぬ程の偉業を果たしたにも関わらず、 しかし、アクセルの心中は、決して明るいものではなかった。 ア(……取り敢えず、まだ命があるのは、スゲ-、一安心だけどねぇ……。 ……結局、また、元の時代に戻る手掛かりは、掴めず終いか…… 彼奴等、今頃、何やってんのかなぁ……。俺が居なくても、仲良くやってんのかなぁ……) 元の時代の仲間達を思い浮かべ、傷心極まるアクセル。 しかし、次の瞬間、 「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」 「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」 沸き上がる、狂喜乱舞の大歓声!! ア「こ、これは……!?」 (……そうか。いつまでも、ウジウジしてたってしょうがねぇよな。 この時代だって捨てたモンじゃない。それに……俺には、こいつらがいる!! 帰る方法なんて、いつだって、いくらでも、探せるってモンよ!! そうと決めたら……よーし!!) 「イヤッホーッ!!皆の衆!!」 アクセルが皆に駆け寄ろうとした、その時……、 ア「あ、あれ?この感触はっ……!?まさか!? …………あ~れ~!!!!」 アクセルはまた、何処の時代へと、旅立った。 アクセル編終 43 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02 04 24 ID Ht7FRygo0 ○ミリア編 (略) 全てに打ち勝ち優勝したミリア。 しかしザトーを倒すという目的は既に果たしたミリアは、 テスタメントの企みにも笑みを浮かべつつどこか感慨無げにつぶやく。 「…自由はお預けのようね。 ……さて、乗りかかった船、ってガラじゃないんだけどね……。」 ――ミリア・ジャスティス撃破後―― 数ヶ月後……。 自由と栄誉を手に入れたはずのミリアだったが、未だに逃亡生活は続いていた。 ミリア「はぁ、はぁ……ここまで来れば、彼奴も追っては来ないでしょ」 追手「ミリアさん?」 ミリア(見つかった!!) ファンの男「あ、やっぱりミリアさんだ!! あ、あの大会での、ミリアさんの闘い振り、本当に、凄く感動したんですよ!! 憧れたんです!!き、今日こそ弟子にして下さい!!」 栄光故の逃亡であった。 (容量の都合で分割・続く) 44 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02 04 45 ID Ht7FRygo0 (続き) ミリア「わ、私は人にモノを教えられるようなガラじゃないと言ったでしょ? 大体、髪を使って攻撃する女なんて、気持ち悪いだけじゃない! 何だって、そんなに熱心に私を追い回すの!?」 ファンの男「気持ち悪いだなんて、そんな!?とってもチャーミングですよ!! ほ、惚れました!!!」 ミリア「な!?……ば、馬鹿じゃないの!?貴方!」 ファンの男「本気っス!!」 幼少の頃から、暗殺術だけを学んで育ってきたミリアにとって、 初めて受ける愛の告白は、余りにも衝撃的だった。 ミリア「あ、あ…………アッ!?後ろでジャスティスが復活してる!」 ファンの男「えぇえ!?」 バサッ ミリアは、羽織っていたマントを男に被せ、彼の視界から姿を消した。 ファンの男「わぁ!また逃げられた!! ……僕ァ諦めませんよ!!ミリアさーん!!!」 男の声を背に、まだまだ続きそうな、自分の逃亡生活を呪うミリアだったが、 その面影に、もはや闇は無かった。 ミリア編終 45 :ギルティギア(PS)・その22:2008/05/07(水) 02 06 41 ID Ht7FRygo0 ○補足1 ボスキャラ説明 ・テスタメント ジャスティス復活を謀った人型ギア。 クリフの養子であったが、孤児であった自分を育ててくれた父に恩返しをしようと特兵に志願した先でギアに改造される。 元々は他人想いの優しい青年であったが、ギアに改造された際にその人格の全てを失ってしまった。 聖戦時に一度クリフに殺されているが、ちょっとぐらい外傷で死んだ程度なら蘇れるのか、復活を果たしている。 余談だが、ギアに改造された際に「人間を超越した者」という意味で両性具有にされたという話もある。(不確定) ・ジャスティス 史上最凶と恐れられた最強のギア。 人類に宣戦布告をした理由、その出自等、一切が不明。 ソルとのエンディングにおいて何か関わりのあるような言葉を遺す。 素体は女性らしい。 ・梅喧 ソルかカイでノーコンティニュークリアすると参戦する隠しボス。 隻眼隻腕のジャパニーズ。 この頃はX以降と違い特にストーリーは無い。 ○補足2 まだ子供だったクリフを助けた男の正体はソル。 既に一世紀半以上生きているためにクリフの記憶の中の姿とほとんど外見の変化は無いと思われ、 クリフがソルを聖騎士団にスカウトしたのもその記憶が大きいのではないかと思われる。 ○補足3 ソルの本名はフレデリック。 ソルとカイの持つ神器を製作したのはフレデリックという科学者。 つまりソル。
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Guilty Kiss 詳細にはネタバレを含む概要が書かれている場合があります スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付 【SS】善子「Guilty Kis……って、誰が善子よ!」 善子・梨子・鞠莉 詳細 ほのぼの 20160419 善子・鞠莉「リリーの恥じらいを取り戻すわよ!」 Guilty Kiss 詳細 ほのぼの 20161123 梨子・善子「クールなマリーを取り戻すわよ!」 Guilty Kiss 詳細 ほのぼの 20170124 梨子・鞠莉「ヨハネの不幸体質を取り戻すわよ!」 Guilty Kiss 詳細 ほのぼの 20170130 善子「一週間の命」 梨子・善子・鞠莉 他 詳細 SF・サスペンス 20170521 【SS】梨子 「コワレヤスキ」 善子・鞠莉 「コワレモノよ」 Guilty Kiss 他 詳細 短編 20170703 善子「最後ノート?」 善子・梨子 他 詳細 シリアス・サスペンス・よしこり 20171120 Guilty Kiss「ギルティミッション!男湯から脱出せよ!」 Guilty Kiss・希 詳細 コメディ 20180720 Guilty Kiss「ギルティミッション!壁穴から脱出せよ!」 Guilty Kiss 他 詳細 短編・コメディ 20180821 Guilty Kiss「ギルティミッション!山奥から脱出せよ!」 Guilty Kiss 他 詳細 コメディ 20181217 メイ*σ _ σリ「鞠莉さんの」`¶cリ˘ヮ˚)|「クセがすごい」ノξソ・ω・ハ6「ホワッツ?」 Guilty Kiss 詳細 短編・顔文字・コメディ 20190321 善子「魔王戦隊Guilty Kiss!!」 Guilty Kiss・CYaRon!・AZALEA 詳細 ファンタジー・バトル 20220305 R-18G スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付
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今日 - 合計 - GUILTY GEAR PETITの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 13時04分38秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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登録日:2011/10/02(日) 09 47 11 更新日:2024/02/29 Thu 10 11 41NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 GG GUILTY_GEAR アークシステムワークス ギルティギア ゲーム コンボゲー 初心者殺し 奇跡の逆転劇 格ゲー 格闘ゲーム 石渡大輔 GUILTY GEAR(ギルティギア)はアークシステムワークス制作の2D対戦型格闘ゲーム及びそのメディア群。 略称は『GG』、『ギルティ』 生みの親はミギーこと石渡太輔氏。 シリーズ初の作品『GUILTY GEAR』はアーケードではなくPSで発売されたため、当時は知る人ぞ知るゲームだった。 なお、ゲームバランスはもしアーケードで出したら商品失格呼ばわりされるであろうレベルで狂っている。 しかし、その後アーケードで『GUILTY GEAR X』が稼動。 美麗なグラフィックと、格ゲーマーを唸らせた様々な魅力的なシステムにより『格ゲー氷河期』と呼ばれていた時代にもかかわらず大ヒットする。 現在では会社のブランド作品としてはもちろん、日本を代表する格ゲーの一つとまでなった。 しかし、後述するシステムの独自性や複雑さから、お世辞にも初心者が気楽に楽しめるゲームとは言い難く、 そのためか、制作者の一人である森利道氏は「ストリートファイターが広げた間口を狭めてしまったのはギルティギアだ」と考えているという。 コンボ、技キャンセルを用いた複数のコンボルートが存在することから格ゲーの中では『コンボゲー』という位置付けがされている。 その一方で、独自かつ複雑なシステムが多いため、初心者には敷居が高いゲームとしての位置付けもされている。 格ゲーにはあまりなかったHR/HMを基調としたBGMは高く評価されており、BGMを演奏する専属のバンドがあるほどである。これは石渡氏の趣味の影響である。 かなり息の長い(一時期は凍結されていた影響もあるが)作品であり、それ故にキャラクターの声優もちょくちょく変更されている。 中には、担当声優が亡くなってしまったことで声優変更と共にキャラクター設定も変更されたなんてキャラも存在する。 ちなみに、初期作品では主人公のソルは生みの親である石渡氏が声を担当したが、これは「ソル役の声優さんを雇う予算がなかった」という切実な理由であり、 人気と売上の向上で予算が確保できたことと、「素人の自分がプロの声優さんと掛け合いをするなど失礼」という石渡氏の持論により、 『XX』のストーリーモードやドラマCDでは花田光氏、『XX Λ CORE PLUS』以降は中田譲治氏がそれぞれ声を担当している。 ただ、家庭用の一部作品では設定変更で(格ゲー部分のみ)石渡氏のボイスを選択することも可能になっている。 作品の設定は、遠い未来の地球、人と生物兵器『ギア』との戦争『聖戦』の終戦前後が舞台。 他の格ゲーとは一線を画す個性的なキャラクターと、キャラそれぞれの持つストーリーも本作品の人気の一つ。 キャラ名や技名の由来はHR/HM関係が多い。これは石渡氏の(ry しばらくシリーズとしては凍結状態であったが、2012年にアーケードでアクセントコアの調整版が配信(※クリフ、ジャスティスが使用可に)。 2014年からは完全新作となる「GUILTY GEAR Xrd(イグザード)」シリーズが展開された。 2021年には最新作「GUILTY GEAR -STRIVE-」が発売。ストーリーとしては主人公ソルの物語の完結作となる。 【シリーズ一覧】 ◇ 本編 ◆ 外伝 ■ さらに派生 ◇GUILTY GEAR ◆GUILTY GEAR X ┣■GUILTY GEAR ぷち(1、2) ◆GUILTY GEAR XX ┣■GUILTY GEAR XX #RELOAD ┣■GUILTY GEAR XX SLASH ┣■GUILTY GEAR XX ∧ CORE ┃┣■GUILTY GEAR XX ∧ CORE PLUS ┃┗■GUILTY GEAR XX ∧ CORE +R ┣■GUILTY GEAR ISUKA ┣■GUILTY GEAR JUDGEMENT(格ゲーではなくベルトスクロールアクション、XX SLASHが同梱) ┣■GUILTY GEAR Dust Strikers(これも格ゲーではなくスマブラ風の対戦アクション) ◇GUILTY GEAR 2 OVERTURE(これも格ゲーではなく3DアクションRTS) ◇GUILTY GEAR Xrd ┣■GUILTY GEAR Xrd -REV2- ◇GUILTY GEAR -STRIVE- 【キャラクター】 ▽ソル=バッドガイ ▽カイ=キスク ▽メイ ▽ミリア=レイジ ▽ザトー=ONE(XX時代はエディ) ▽ポチョムキン ▽チップ=ザナフ ▽ファウスト ▽梅喧 ▽蔵土縁紗夢 ▽ジョニー ▽アクセル=ロウ ▽御津 闇慈 ▽ヴェノム ▽テスタメント ▽ディズィー ▽スレイヤー ▽イノ ▽ザッパ ▽ブリジット ▽ロボ=カイ ▽アバ ▽聖騎士団ソル ▽クリフ=アンダーソン(GUILTY GEAR以後は家庭用隠しキャラ、アーケード復活はAC+R) ▽ジャスティス(〃) ▽レイヴン(格ゲー版はXrd-REVELATOR-家庭用でプレイアブル化、2はDLCキャラ) + 「あの男」(格ゲー版は-STRIVE-でプレイアブル化、2はCPU専用キャラ) 飛鳥=R=クロイツ(格ゲー版は-STRIVE-でプレイアブル化、2はCPU専用キャラ) ▽Dr.ボルドヘッド(GUILTY GEARのみ) ▽ファニー(PETITシリーズのみ) ▽レオパルドン(ISUKAのみ) ▽ジャッジメント(JUDGEMENTのみ) ▽シン=キスク(GUILTY GEAR 2、Xrd-SIGN-) ▽Dr.パラダイム(GUILTY GEAR 2、Xrd) ▽イズナ(GUILTY GEAR 2) ▽ヴァレンタイン(GUILTY GEAR 2) ▽ベッドマン(Xrd-SIGN-) ▽ラムレザル=ヴァレンタイン(Xrd-SIGN-) ▽エルフェルト=ヴァレンタイン(Xrd-SIGN- DLCキャラ) ▽レオ=ホワイトファング(Xrd-SIGN- DLCキャラ) ▽ジャック・オー(Xrd-REVELATOR-) ▽琴慧弦(クム・ヘヒョン)(Xrd-REVELATOR- DLCキャラ) ▽アンサー(Xrd-REV2-) ▽名残雪(-STRIVE-) ▽ジオヴァーナ(-STRIVE-) ▽ゴールドルイス=ディキンソン(-STRIVE- DLCキャラ) ▽ハッピーケイオス(-STRIVE- DLCキャラ) カイ「本気で来い! ソル!」 ソル「しゃーねぇな、追記修正!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] Xrdついに稼働開始したな -- 名無しさん (2014-02-22 22 35 37) 新作のキャラ少ないよ。早く追加してくれ。 -- 名無しさん (2014-02-26 11 13 25) これ外伝と本編の項の順番おかしくね?XrdはGG2の後って明言されてるぞ -- 名無しさん (2014-02-27 15 28 00) キャラ数はこれぐらいでいい。リストラ殆どなしで増え続けてたし。 -- 名無しさん (2014-03-03 10 21 49) 過去作のプレイアブルキャラで家庭用ストーリーに出てきた組は追加されそうではある -- 名無しさん (2014-12-08 12 26 13) 格闘ゲームでは珍しい一撃必殺技を取り入れてるんだっけ。HPがほぼ満タンの状態から一撃で沈められるって、初見で一体何人が想像したよ。 -- 名無しさん (2016-11-27 20 40 40) 格ゲー界でもこのシリーズのBGMの人気って高いそうだね -- 名無しさん (2018-08-10 13 30 56) 新作が出ると発表! -- 名無しさん (2019-08-05 17 42 44) またも新キャラが参戦! -- 名無しさん (2020-10-11 19 49 12) ストライヴ延期は残念だけどその分クオリティ増すなら待ってます。 -- 名無しさん (2021-03-07 01 46 17) 取り敢えずストーリーに関して感動したし良かったなぁって思えるところ色々あるけどアークは一回アメリカに謝れって感想がまずくる -- 名無しさん (2021-06-11 15 59 59) ストライヴの項目もできたらいいなと思う -- 名無しさん (2021-07-30 00 06 24) 一撃必殺削除か…まあ実質死にシステムな物を未だに残すのは違和感あるから仕方ないと言えば仕方ないか…。でもデストローイを聞けなくなるのは何か寂しい。 -- 名無しさん (2022-05-05 21 18 04) ストライヴで洋ゲー路線になったのは良き。 -- 名無しさん (2022-05-05 21 45 13) 精神異常設定が多すぎる…大変な世界だな -- 名無しさん (2022-10-30 20 32 28) 名前 コメント
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GGXからディズィー GUILTY GEAR XO-01